2017年9月22日金曜日

チュニリ (Chuniri / Chianuri)

グルジア(ジョージア)のチュニリ / Chuniri / Chianuri
チュニリはグルジア(2015年よりジョージアと呼ばれることになった)の弓奏弦楽器。
山岳地帯のスヴァネティ(Svaneti)が発祥の地といわれ、その周辺に伝わった。
伝統的なチュニリは、葬儀などのときに演奏されることが多く「Chuniriは悲しみのためのもの」とも表現されたらしい。
チュニリ
薄い長方形の木の板をぐるりと丸く円筒状に巻き、片面の皮を張ってある。
音質は天候に影響されやすく、奏でる音によって天気予報をすることさえできた。
チュニリの裏側
巻きつけた円筒胴に片面だけに皮を張ってあるので、胴体の裏面は筒抜け状態。

2017年6月28日水曜日

ネパールのサーランギ

サーランギを演奏する人
ネパールのサーランギ
インドのサーランギは比較的よく知られているが、これはネパールのサーランギ。
一本の木材から削り出しており、園芸などに使うスコップのような形にしてある。共鳴させる箱部分の表面は開いた状態になっており、表面3分の1くらいに皮が張ってある。その皮にブリッジが添えられ、弦の振動を伝えている。

 右手にもった弓で弦をこすって音を出すのはバイオリンやチェロなどと同じ。ただし、弦長を変える(音程を変える)左手(指)の操作は西洋の楽器とはちょっと違う。左手は弦に爪を押し当てる。弦の横から押し当てるわけだ。ちょっとち違うというよりだいぶ違うかな。
指の背中で抑え込むもんだから爪の生え際(甘皮)のところにタコ(?)ができるとか。
弦長を変える この痛そうな方法は、サーランギに限った特別な演奏方法ではなく、インドも含めアジアの西部南部では割と多くの弓奏楽器で用いられている。
ネパールのサーランギ


2017年3月8日水曜日

胡弓(胡琴)の仲間

東アジア一帯で使われている弓奏楽器。
他の地域には無い独特の構造を持ちで、弾き方も独特だ。 代表的なものは中国の二胡(アルフ、日本語では「にこ」と読む)。この「胡」は「西の地域」を意味する。 この名から、ペルシャあたりの西アジアから伝わったのだと思われるが、構造、演奏方法は独自に発展している。 

特徴は下記の通り。

  • 全体のデザインは、ハンマーの様な形をしていて演奏時に立てて構える。
  •  共鳴胴は筒型で小型の太鼓みたいな構造で、表面に蛇の皮が張ってある(木板のものもある)。
  •  基本的に2本弦で、弦と弦の間に弓の毛が挟まっている。弓の毛は表裏を使い、それぞれの弦をこする。
  •  ネックは棒状で、弦はネックから離れた状態で張られている。そのため弦を押さえる時に弦の張り強さを変えることができるので、クネクネとした滑らかな旋律を奏でることができる。

アルフ 二胡
中国

日本では二胡を日本語発音で「にこ」とよぶ。
アルフ(二胡) 中国
ジンフ 京胡
中国

日本では京胡を日本語発音で「きょうこ」とよぶ。
ジンフ(京胡) 中国
ヘグム 해금
韓国
ヘグム 韓国
ソー・ドゥアン ซอด้วง
タイ
ソー・ドゥアン タイ ซอด้วง
ソー・ウー ซออู้
タイ
ソー・ウー タイ ซออู้
サロー สะล้อ
タイ
サロー タイ สะล้อ
ダン・ニー đàn nhị
ベトナム
ダン・ニー(đàn nhị) ベトナム
ビザーンチ
モンゴル

この楽器は4本弦で2組に分かれている。弓の毛は2束あって、それぞれ2組の弦に対応している。
ビザーンチ モンゴル

2017年2月2日木曜日

日本の弓奏楽器

胡弓とか胡琴という名前は、中国の二胡(にこ/アルフ)なども含めて東アジアでの弓奏楽器の総称になっているようだ。そんな中で日本には胡弓と書く楽器が2種類ある。

 胡弓はそのまま「こきゅう」と読むが総称ではなく個別の名称として「こきゅう」だ。三味線を小さくしたようなデザイン。
 そして、琉球にも胡弓があり、これは「クーチョー」と読む。こっちは三線(さんしん)の胴体を丸くしたようなデザイン。
胡弓 こきゅう
こきゅう

胡弓 クーチョー
クーチョー

2017年1月3日火曜日

ハーディ ガーディ hurdygurdy

ハーディガーディは、ロジンを塗った円盤を回して弦を擦って音を出す。
弦のピッチを変えるキーが備わっており、このキーを操作することによってメロディを奏でることができるようになっている。
メロディ用弦の他にドローン弦(共鳴させる弦)が付いており、バグパイプと似た音の構成で演奏する。
ハーディガーディ hurdygurdy
瓢箪形の胴体を持つハーディガーディ

最初は瓢箪形(ギターのような形)が多かったが、丸みを持った二等辺三角形(リュートのような形)に変わって来た。
二等辺三角形の胴体を持つハーディガーディ

ハーディーガーディが生まれる以前には オルガニストルム(Organistrum) という大型で二人で演奏する楽器があった。ハーディーガーディは一人で演奏ができるように改善された楽器だという。
オルガニストルム Organistrum
二人がかりで演奏するオルガニストルム

2016年11月26日土曜日

バイオリン

バイオリンを演奏するアインシュタイン Einstein
ノーベル賞受賞のアインシュタインはバイオリンが得意だったというのはよく知られるところ。
1922年に来日した時も演奏したという。

2016年10月2日日曜日

革胡と低音革胡 .... 中国の個性的デザイン

革胡 Gehu
革胡 (Gehu)
太鼓の横っ腹にネックを取り付けたデザインで革を振動させて音を増幅する。チューニングや演奏方法はチェロに倣っている。


低音革胡  Diyin Gehu
低音革胡 (DiyinGehu)
同じく革張りの円筒胴横っ腹にネックを取り付けた構造をしている。名前の通り低音楽器で、チューニングや演奏方法はコントラバスに倣っている。


2016年8月19日金曜日

ちょっと変わった弓奏楽器

弓奏楽器といえばバイオリンを代表するように、共鳴の箱から1本のネックが伸びていて、それに添うように何本かの弦を張ってある。
ほとんどがこの形状‥‥ほとんど、である。つまりこの形状ではない、ちょっと風変わりな形の弓奏楽器も存在する。

プサルテリー psaltery
プサルテリー psaltery
プサルテリー psaltery
三角形の共鳴胴にドレミファ‥‥に調律された弦を張ってある。それぞれの音程の弦を選んで弓を当てる。
調律を正確にしていれば確かな音程は出るだろうが、早いパッセージは不向きだし、音の表情を出すのが難しい。

ヨーヒッコ jouhikko
ヨーヒッコ jouhikko
ヨーヒッコ jouhikko
フィンランドの民族楽器。2本の柱をまたぐ梁から弦が伸びている。指板が無いためハープの様な状態。指板に頼らず、弦に直接触れて音程を変える。

ヒーウカンネル hiiukannel
ヒーウカンネル hiiukannel
ヒーウカンネル hiiukannel
ヨーヒッコと同系列の楽器で、ヒーウカンネルはエストニアで使われている。

ウケリン ukelin
ウケリン ukelin
ウケリン ukelin
1900年代初め頃、アメリカのメーカーが製造した楽器。プサルテリーからヒントを得たのだと思われる。プサルテリーと違うのは、和音に調律した弦のセットを持っていて、伴奏しながらメロディーを弾くことができるというのがウリだったのだろう。
残念ながらそんなに普及しなかった。

アジェン ajaeng
アジェン ajaeng 牙箏
アジェン ajaeng
朝鮮半島の楽器。モンゴル、中国、ベトナム、日本、東アジアでは一般的な細長い楽器。いわゆる筝(こと)の形。朝鮮半島でも箏は弦をはじいて音を出すのが通例なのだけれど、そんな中アジェンは、はじかずに擦って音を出す。

 ネイルヴァイオリン nailviolin
ネイルヴァイオリン nailviolin
ネイルヴァイオリン nailviolin
これは弓奏弦楽器ではない。弓奏弦楽器はないが、弓奏楽器である。金属のピンの太さや長さを調整して音程を持たせ、そのピンを擦って音を出す。


2016年7月14日木曜日

脚に挟んで演奏する弓奏楽器

世界中に弓奏楽器はいっぱいある。
弓奏楽器はアジアでもアフリカでも楽器は立てて演奏するものがほとんど。ヨーロッパには腕で支えたり顎に挟むものもあるが、世界的に見ると特殊な構え方だ。「膝に載せる」か「脚に挟む」かのいずれかが標準だろう。高音で小さめの楽器は膝に立てて載せる。低音の楽器は図体が大きくなるので脚に挟んで縦に構える。

ここでは比較的低音で脚に挟む弓奏楽器を紹介することにしよう。現在においてはチェロがその代表的なものだが、古い時代や、また地域によっていろんなのがある。

アルペジョーネ (arpeggione)
アルぺジョーネ arpeggione
アルぺジョーネ arpeggione
アルペジョーネは、1800年代の始めごろオーストリアのギター製作者によって作られた。ギター製作者だけあって 弦は6本でフレットが備わっている。ギターチェロと呼ばれることもあったという。

ビオラ・ディ・ボルドーネ (viola di bordone)
バリトン baryton (ビオラ ディ ボルドーネ viola di bardone)
バリトン baryton (viola di bardone)
ビオラ・ディ・ボルドーネは、1900年ごろまで、ドイツやオーストリアなどで使われていた。
表には6本のメロディ。裏側にはハープのように弦が張られており親指ではじく。弓奏楽器と撥弦楽器が組み込まれていて、左手は大忙し。英語ではバリトン(Baryton)


 リラ・ダ・ガンバ (Lira da gamba)
リローネ lirone
リローネ lirone (lira da gamba)
 リラ・ダ・ガンバ。1900年ごろまで使われていた弓奏楽器で、「脚で支えるリラ」という名が付いている。
ヘッド(糸倉)に直角に差し込むようにペグ(糸巻)が取り付けられている弦楽器を「リラ」と呼ばれていて、いろんな大きさのリラがあった。この大きさなら Gamba(脚)で支えるというわけだ。リローネ(Lirone)とも。

ビオラ・ダ・ガンバ (viola da gamba)
ヴィオラ・ダ・ガンバ viola da gamba
ヴィオラ・ダ・ガンバ viola da gamba
 ビオラ・ダ・ガンバも Gamba で支えるという意味の名がついている。脚で支えるビオラである。

チェロ (cello)
チェロ cello
チェロ cello
 現在でも使われている弓奏楽器。「ビオロン・チェロ」が略されてチェロと呼ぶようになった。

革胡 (ゲフ)
中国のゲフ 革胡
ゲフ 革胡
革胡は、中国の弓奏楽器。
中国の伝統的な楽器である二胡のデザインを残したまま中国版チェロに仕立てた。

チャガネ (chagane)
チャガネ chagane
チャガネ chagane
チャガネは、アゼルバイジャンの楽器。
西アジアにはボディの底が丸くなった弦楽器が多いが、この楽器も底が丸く(ラウンドバック)になっている。

チュニリ (chuniri)
チュニリ chuniri
チュニリ chuniri
チュニリは、グルジアの楽器。
長方形の板をグルッと丸めて円筒にして、その表面に皮を張ってある。メロディを弾くより、3本弦でコードを奏でることが多い。


マセンコ (masenko)
マセンコ masenko
マセンコ masenko
マセンコは、エチオピアの楽器。
四角いボディに皮を張ってある。生活を歌い綴る吟遊詩人が伴奏として使う。

2016年6月15日水曜日

バイオリンとバイオリンみたいな楽器

弓で弦を擦る楽器は、世界中に存在する。
ヨーロッパの弓奏楽器は西アジアから伝わり、ヨーロッパで独自に発展した。そして、バイオリンは肩・顎で支えることでハイポジションでの演奏が可能となり高度なテクニックも開発された。弓奏楽器は縦に構えるのが一般的で、肩・顎で支えるのは地球規模で見ると特別な構え。この構えと演奏方法が、バイオリンとその仲間を世界標準にした。
さて、このバイオリンが弓奏楽器の代表になるまでに、ヨーロッパではいろいろな楽器が生まれた。歴史を振り返っていろいろな古楽器を見てみよう。

レベック (rebec)
レベック(rebec)
レベック(rebec)
ヨーロッパの古楽器で、主に16世紀ごろにダンスの伴奏などに使われた。顎に挟むのではなく、胸・腕で支えたため高度な演奏はできなかったが、そもそも高度な演奏は必要なかったのかもしれない。
胴体の削り込んで底が丸っこくなっている。

リラ・ダ・ブラッチョ (lira da braccio)
リラ・ダ・ブラッチョ(lira da braccio)
リラ・ダ・ブラッチョ(lira da braccio)
ヨーロッパの古楽器。糸巻きがヘッド部分に垂直に差し込まれている弦楽器をリラと呼んでいた。腕(braccio)で支えるリラということで この名がある。ネックの隣にオープンの共鳴弦が張られている。

ビオラ・ダ・モーレ (viola d'amore)
ビオラ・ダ・モーレ(viola d'amore)
ビオラ・ダ・モーレ(viola d'amore)
17世紀後半によく使われていたヨーロッパの古楽器。amoreは「愛」のことであり「愛のヴィオラ」という名を持つ。メロディ弦は6本~7本で、指板の下に共鳴弦が張られている。

ビオロンチェロ・ダ・スパッラ(violoncello da spalla)
ビオロン チェロ ダ スパッラ(violoncello da spalla)
ビオロン チェロ ダ スパッラ(violoncello da spalla)
18世紀ごろの古楽器。低音の楽器で大柄なので顎では挟めない。spallaは「肩」の意味なので、肩で支えるチェロという名だ。バッハの「無伴奏チェロ組曲」は、この楽器のために書かれたものと云われている。
ヴィオラ・ポンポーサ(viola pomposa)とも。

ハーディング・フェーレ (harding fele)
ハーディング・フェーレ(hardingfele)
ハーディング・フェーレ(hardingfele)
ノルウェーの民族楽器。ハルダンゲル地方で生まれて継承されているので、英語ではハルダンゲル・フィドルという名で通っている。現在のバイオリンとほぼ同じ大きさだけれども、指板の下に共鳴弦が張られている。

バイオリン (violin)
バイオリン(violin)
バイオリン(violin)
現在、弓奏楽器の代表となっている いわゆるバイオリン。
17世紀から18世紀にかけてイタリアで多くの卓越したバイオリン製作者が活躍した。そのころの大きさ・形状・構造は現在のバイオリンに引き継がれている。

ストロー・バイオリン (stroh violin)
ストロー・バイオリン(strohviolin)
ストロー・バイオリン(strohviolin)
20世紀のはじめに開発されたバイオリン。金属の缶とホーンで音を響かせるようになっている。

2016年5月20日金曜日

コントラバス

コントラバス contrabass(弓で演奏)
この楽器、「コントラバス」が本名だろう。もともと「とても低い音域」のことを contrabass といったのだけれど、コントラバスや略してコンバスがこの楽器の名前になっている。
ただ、この楽器ほど呼び名が多く存在するものもない。使用するジャンルによって、またプレイヤーによって呼び名がいっぱいある。
弦バス、ストリングベース、ウッドベース、アップライトベース、ダブルベース 、アコースティックベース、さらにこれをアコベと略すことも。
そして、単にベースという場合もある。例えばジャズの仲間内ではベースといえばいい。わざわざジャズベースという言い方もあるが、これは、数あるベース楽器のなかで、「ジャズで使うアコースチックのベースですよ」と明示するために使う。

ヨーロッパのクラシック音楽で発展した楽器なので、弓奏が基本ではある。とはいえ、現代の音楽ではピッチカートでの演奏がほとんだ。
低音楽器は、楽曲を構成する和音の根音(つまりベース)を鳴らして、構成する音全体の足元に重心を持たせる。これによって音楽全体を安定させるというのが役目だ。
それともう一つ、ピッチカートで演奏することによりリズム楽器としての役割も大きい。低音は時として聞き取りにくいのではあるが音のエネルギーが大きいので、楽曲全体のリズムを底の方からうったえかける能力がある。

コントラバス contrabass(弦をはじいて演奏)

電気仕掛けでストラップで肩に吊るして演奏できるエレクトリックベースもずいぶんと普及しているが、このどでかい図体はビジュアル的にも重要である。ジャズなんかではやっぱり この大きな図体が絵になる。
それよりなによりアコースチックならではの「はじき音」の音色は捨てがたい。フレットが無いので少しばかり音程が不安的のようで不安定ではなかったり、わざわざ不安定な音から正しい音程に持っていくというようなテクニックもあったりもする。どっしりとした低音の中に心地よい雑音が入り混じる。音質は、はじく場所や弦長によって変わる。ハイポジションの比較的高い音であっても低音エネルギーが衰えない。強弱・音程・音質が七変化する。「生身の人間が弾いています感」が伝わるんだ。同じ低音ならピアノでも出せるが、この「はじき音」の多彩さにはかなわんだろう。
オーケストラはもちろんであるが、ブラスのバンドに入っても、ギターやマンドリンに入っても、ピアノやドラムスに混ざりこんでも・・・どんな音楽でもこの楽器は存在感を示す。
でかくて取り扱いに不便なんだけれども、この楽器は音楽シーンにどうしても必要で、いくら電気・電子の楽器が優秀であろうとも、それらに置き換わってしまうことはないだろう。

2016年3月14日月曜日

牙箏 アジェン ajaeng

牙箏を演奏する女性 (アジェン ajaeng)
牙箏 アジェン ajaeng
アジェンは、朝鮮半島の擦弦楽器。
東アジアに普及している長方形の音響箱に多数の弦を張った楽器(ロングチター)の形状をしている。ただし、アジェンは弦をこすって音を出す。宮廷音楽に使われている伝統的な7本のアジェンは、こする道具は弓ではなく、レンギョウという木の枝を使う。
8本弦のアジェン(上記のイラスト)は小牙箏 または 散調牙箏と呼ばれ、民間でも使われるようになった。レンギョウの棒は使わず バイオリンやチェロと同じように毛を張った弓を使う。


弦鳴楽器(弦楽器)
撥弦楽器(はつげんがっき)
リュート属
チター属
ハープ属
擦弦楽器(さつげんがっき)
弓奏楽器(きゅうそうがっき)
リュート属
チター属
打弦楽器(だげんがっき)
弦を振るわせて音を出す楽器が弦鳴楽器(弦楽器)である。弦を振動させるために、弦にエネルギーを与える方法はいろいろあるのだけれど、まず、3つに分けることにしましょう。
(1) 弦をビンビンと弾く(はじく)方法。撥弦楽器。
(2) 弦をギーギーと擦る(こする)方法。擦弦楽器。
(3) 弦をポンポンと叩く(たたく)方法。打弦楽器。
で、ここで紹介しているのは弓奏楽器。「ゆみでかなでるがっき」ということであって、そのままの表現。それって、弦をこするのだから「擦弦楽器」じゃないですかいな。
そうです。その通り。
じゃあ、なぜわざわざ「弓奏楽器」とかいうのかというと、擦弦楽器でも弓を使わない楽器がある。
例えばハーディーガーディーなんかはそうだね。 ハーディガーディ
ハーディガーディは弦を擦って音を出すのだけれども弓を使わない。円盤をクルクル回して弦をこする。つまり擦弦楽器だけれども弓奏楽器ではない、というわけ。